空気を読む

気流シミュレーションの活用

室内の空気を見える化し快適環境を手に入れる

快適空間を実現するには室内の温度分布や気流性状の適正化が重要となります。経験だけではどのような空気環境が実現されるのかを見極めることは極めて難しいと考えられています。

当社ではコンピューターを使った空気環境シミュレーションを行うことで、施工前に最適なシステムを探って提案を行っています。

大学の大講堂における提案例

基本計画

初期の計画では、空調機へ戻す空気(RA:還気)が大講堂の天上面に設置されていたため、空調機から吹出した空気(SA:給気)が居住域に届かずショートサーキット(給気を直ぐに還気として吸い込んでしまう現象)を起こす懸念が考えられました。
このような例では空調システムの性能を気流シミュレーションを活用し事前に確認します。
この結果、本例では温度分布が不均衡となり空調システムの性能が確保できず、特に暖房期においては上下温度差が大きく、大講堂前部で室内温度が低い状況が生まれるため、計画の見直しを検討する必要があることが判ります。
当社では、この問題を解決するために諸条件を見直し気流シミュレーションを重ねることで最適なシステムの提案に繋げていきます。

基本計画 空調概念図
基本計画 気流シミュレーション

提案計画

RA吸込口の位置を天井面から大講堂前部の壁面床上近くに変更し、温度分布が均一になるように提案し、施工後の現場でもシミュレーション通りの結果が得られていることを確認します。

設備は天井や壁の中に設置されるため、施工前のシミュレーションに大きな価値があります。こうした検討を重ねることにより施工品質を確保し、お客様に満足していただける快適空間を提供しています。

提案計画 空調概念図
提案計画 気流シミュレーション