重力に逆らうヒントは物理学にあり

無勾配排水

一般的な排水方式

排水は勾配のついた管路を重力によって流れていくのが一般的な方式です。

ただし大規模工場などでは、排水管は数百メートルにも及び、落差が数メートル必要となる場合があります。

この落差(天井内空間の高さ)を確保できない場合に、無勾配排水システムを用いることで問題を解消することができます。

システム特徴

  1. 1サイホンとは管内を満水状態にすることにより、搬送動力を使うことなく液体を地点Aから途中高い地点を通って地点Bまで導くことのできる物理現象のことをいいます。
    このサイホン作用を利用することで、無勾配で排水することができます。
  2. 2小口径での満水排水によりサイホン作用が発生し、ホースのような波打ち配管や交差配管などにも対応できるため、自由度の高いレイアウト設計が可能となります。
    したがって、建物空間を有効に活用出来ます。
  3. 3排水管内の流速が重力式排水に比べ速くなるので、搬送力の向上や管内の自浄作用が期待できます。
サイホン作用のイメージ
無勾配排水システムの例